【特別企画】ソウル・釜山両市長選「与党惨敗」で「視界ゼロ」になった韓国大統領選挙(下)「大統領候補」の決め手なき与野党

執筆者:平井久志 2021年4月21日
エリア: アジア
政策に変化なくレイムダック、後継者も混沌の文在寅大統領 (C)EPA=時事
 
ソウル・釜山両市長選挙の結果が突き付けたもの――それは、来年行われる大統領選挙の各党候補者選びが、決め手なく混沌とした状況になった、ということだった。

 ソウル・釜山両市長選挙の惨敗は、ようやく与党「共に民主党」内に動きを生み出し始めた。

 2020年4月の総選挙で初当選した1回生議員約50人が4月9日、緊急懇談会を持った。与党「共に民主党」所属議員174人中、当選1回生議員は81人で、そのうちの半数以上が集まった。

1回生議員が公認候補擁立を批判

 1回生議員は、これまでは党指導部の方針に黙って従う沈黙集団で、野党からは黙って賛成の手を上げるだけの「挙手機」と批判を受けてきた。

カテゴリ: 政治 社会
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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