
FBIによるドーピング取り締まりが、IOCとバッハ会長(写真)の闇を暴く“蟻の一穴”となるか[IOC提供](C)時事
東京五輪開幕に新型コロナウイルス感染症の急拡大が重なり、国民の不安が募る日本。そんな状況を正しく理解しない国際オリンピック委員会(IOC)に対する批判も高まっている。
その舞台裏で米連邦捜査局(FBI)を中心とした各国の法執行機関がIOCが抱える別の重大な問題に対し、鋭い視線を向けている。
米議会で昨年11月、ドーピングを取り締まる「ロドチェンコフ反ドーピング法」が圧倒的な賛成多数で可決、大統領の署名を得て同12月に成立した。東京五輪で、初めてこの法律の適用が可能になる機会が訪れる、というのだ。

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