
ブリヤート共和国の首都ウラン・ウデ市のオペラ劇場は、シベリアに抑留された日本人の手によって建設されたという ©Yuliya Letfullova
日本車が9割
次に訪れたのは、ブリヤート共和国の首都ウラン・ウデ市だ。モスクワから飛行機で6時間、日本との時差は1時間しかない。人口は約100万人、日本でもよく知られているバイカル湖に接し、木材を中心に天然資源が豊富な地域である。民族構成はモンゴル系のブリヤート人のみならず、ロシア人、ウクライナ人、トルコ系のタタール人など、様々な民族が暮らす。そのため、街中を歩いているとしょうゆ顔のアジア人もいれば、彫りの深い白人もいるし、その両方の血を引く人もいる。

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