モサド前長官がソフトバンクの投資ファンドに転職――スパイたちのセカンドキャリア事情

執筆者:山田敏弘 2021年8月13日
タグ: CIA イスラエル
驚きの転身を遂げたコーヘン前長官(C) EPA=時事
世界でもよく知られたイスラエルの諜報機関「モサド」(イスラエル諜報特務庁)。2021年6月1日にその長官を退いたヨシ・コーヘンがソフトバンクの投資ファンドに転職したという。スパイのセカンドキャリアとは如何なるものなのか。

 

 30年にわたってモサドの諜報員として働き、その颯爽としたファッションから庁内では「モデル」というあだ名で呼ばれていたヨシ・コーヘンは在任中、ベンヤミン・ネタニヤフ前首相の右腕として外交や政治にも顔を出す存在になっていた。ネタニヤフはコーヘンを自分の後継者のひとりだと言って憚らず、コーヘンは退任後の政界入りも噂されていた。

 しかしイスラエルの規定では、安全保障関連の要職にいた者が政界に進出するには、退職後3年間のクールダウン期間が必要になる。そのため、コーヘンの動向が注目されていた。

カテゴリ: 政治 経済・ビジネス
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執筆者プロフィール
山田敏弘 国際ジャーナリスト、ノンフィクション作家。講談社、ロイター通信社、ニューズウィークなどを経て、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のフルブライト研究員として国際情勢やサイバー安全保障の研究・取材活動に従事。帰国後の2016年からフリーとして、国際情勢全般、サイバー安全保障、テロリズム、米政治・外交・カルチャーなどについて取材し、連載など多数。テレビやラジオでも解説を行う。訳書に『黒いワールドカップ』(講談社)など、著書に『モンスター 暗躍する次のアルカイダ』(中央公論新社)、『ハリウッド検視ファイル トーマス野口の遺言』(新潮社)、『ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する』(文芸春秋)、『CIAスパイ養成官 キヨ・ヤマダの対日工作』(新潮社)。近著に、『サイバー戦争の今』(KKベストセラーズ)、『世界のスパイから喰いモノにされる日本』(講談社)。公式YouTube「山田敏弘 SPYチャンネル」(https://www.youtube.com/channel/UCVITNlkbLneMV-C9FxzMmEA)も更新中
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