自民「財政政策検討本部」の胸熱“MMT愛”を外資系金融が冷笑するワケ

IN-DEPTH【ニュースの深層】

2022年2月8日
「財政政策検討本部」役員会であいさつする西田昌司本部長(中央)。党内では“NMT本部”と呼ぶ向きも ⓒ時事
岸田文雄首相と高市早苗政調会長との間で、財政運営をめぐる鍔迫り合いが熱を帯びる。「財政健全化推進本部」(財政規律派)と「財政政策検討本部」(積極財政派)。名前を聞くたびに頭の中が混乱する二つの党内組織の片方で、西田昌司参議院議員が横浜銀行のウェブサイトに吠えたという。なぜ?

「似たような旗を掲げていても、二つの本部は関ケ原の東軍、西軍」。

 自民党議員の一人がこう解説するのは、岸田文雄首相肝いりの「財政健全化推進本部」と、高市早苗政調会長の下にある「財政政策検討本部」である。

 名称の似た二つの本部の並立に至る経緯は複雑だ。

 そもそも自民党には政務調査会のもとに「財政再建推進本部」が置かれており、政府に歳出改革を促す議論を進めてきた。ところが岸田政権が誕生し、高市氏が政調会長に就くやいなや、同氏は「財政政策検討本部」(=以下、検討本部)を立ち上げた。ポイントは名称から「(財政)再建」を削ったことだ。高市氏の持論、積極財政推進の拠点とする狙いを隠していない。

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カテゴリ: 経済・ビジネス 政治
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