2022年2~3月にかけて、インドでは北部ウッタルプラデシュ、西北部パンジャブなど5州で州議会選が行われた。
このうち人口2億3000万人を擁するインド最大のウッタルプラデシュ州では、ナレンドラ・モディ首相率いる連邦与党・インド人民党(BJP)が大勝し、ヒンドゥー聖職者出身のヨギ・アディティヤナート州首相(チーフ・ミニスター、県知事に相当)の続投が決まった。被差別カーストのうち不可触民(ダリット)を除く「その他後進カースト(OBC)」やイスラム教徒を主な支持基盤とする野党・社会主義党(SP)は大きく議席を伸ばしたものの、政権交代には届かなかった。
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