フランス大統領選は4月24日、決選投票を迎える。4月10日の第1回投票では、極右政党、国民連合(RN、2018年に国民戦線=FN=から改称)のマリーヌ・ルペン候補が、現職で中道政党、共和国前進(REM)のエマニュエル・マクロン大統領とともに決選へ歩を進めた。17年の前回大統領選と同じ顔ぶれだが、状況はかなり異なる。マクロン氏は前回、決選で66.1%を得票、33.9%のルペン氏を退けた。世論調査によれば、今回もマクロン氏優勢だが、両者の差は数ポイントまで縮まっている。フランス政治の底流で何が起きているのだろうか。
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