【緊急対談第2弾】高橋杉雄×小泉悠
ウクライナ戦争100日の「天王山」(上)

黒煙が上がるセベロドネツク近郊(C)AFP=時事
「普通の戦争」を始めたロシア軍
高橋 前回の対談後の流れを振り返ると、5月中旬にウクライナがハルキウ周辺を奪還し、ロシアのイジューム周辺の補給線を断って大勝するチャンスがありましたが、そこには至りませんでした。一方、ロシアは、第2次攻勢の中で比較的うまくいっていたルハンシクからの攻勢軸にリソースを投入して戦果の拡大をはかろうとし、現在はセベロドネツクを巡る戦況が激しくなっています。

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