【緊急対談第2弾】高橋杉雄×小泉悠 
ウクライナ戦争100日の「天王山」(上) 

執筆者:高橋杉雄
執筆者:小泉悠
2022年6月14日
カテゴリ: 政治 軍事・防衛
エリア: 北米 ヨーロッパ
黒煙が上がるセベロドネツク近郊(C)AFP=時事
ロシアによるウクライナ侵攻から100日が過ぎ、東部セベロドネツクで激しい衝突が続いている。なぜロシアは盛り返したのか。依然として核使用のリスクはあるのか。防衛研究所防衛政策研究室長の高橋杉雄氏と東京大学専任講師の小泉悠氏による緊急対談第2弾。(後編はこちらのリンク先からお読みいただけます) 

 

「普通の戦争」を始めたロシア軍 

高橋 前回の対談後の流れを振り返ると、5月中旬にウクライナがハルキウ周辺を奪還し、ロシアのイジューム周辺の補給線を断って大勝するチャンスがありましたが、そこには至りませんでした。一方、ロシアは、第2次攻勢の中で比較的うまくいっていたルハンシクからの攻勢軸にリソースを投入して戦果の拡大をはかろうとし、現在はセベロドネツクを巡る戦況が激しくなっています。  

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
執筆者プロフィール
高橋杉雄 1972年生まれ。防衛省防衛研究所防衛政策研究室長。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了、ジョージワシントン大学コロンビアンスクール修士課程修了。専門は現代軍事戦略論、日米関係。共著書に『新たなミサイル軍拡競争と日本の防衛』(並木書房)、『「核の忘却」の終わり: 核兵器復権の時代』(勁草書房)など。
執筆者プロフィール
小泉悠 東京大学先端科学技術研究センター専任講師。1982年千葉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了。民間企業勤務を経て、外務省専門分析員、ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所客員研究員として2009年~2011年ロシアに滞在。公益財団法人「未来工学研究所」で客員研究員を務めたのち、2019年3月から現職。専門はロシアの軍事・安全保障。主著に『軍事大国ロシア 新たな世界戦略と行動原理』(作品社)、『プーチンの国家戦略 岐路に立つ「強国」ロシア』(東京堂出版)、『「帝国」ロシアの地政学 「勢力圏」で読むユーラシア戦略』(同)。ロシア専門家としてメディア出演多数。
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top