
政治評論家のサバドシュ氏はオルバン首相について、「2010年の首相再任を境に、民主主義を欠いたままでも経済的に発展するロシア、中国を見て、関係を強化し始めた」と語る(C)EPA=時事
欧州連合(EU)加盟国で唯一、親ロシアの立場を取るハンガリー。西側諸国の大勢に背いてまで、独自の姿勢を取る理由は何なのか。今年(2023年)5月、同国の首都ブダペストを訪ね、オルバン・ヴィクトル首相の外交問題ブレーンであるウグローシュディ・マールトン首相府次官補(39)に、政府の立場を聞くとともに、政府に批判的な政治評論家のサバドシュ・クリスティアーン氏(49)らにも話を聞いた。(文中の名前は姓、名の順)

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン