Weekly北朝鮮『労働新聞』
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「大韓民国」呼称は主権国家の認知にあらず(2023年8月27日~9月2日)
8月27日付は第4面に、前日付の「国家非常防疫司令部通報」を掲載した。「世界的な悪性伝染病感染状況が緩和されたことに関連して防疫等級を調整することにした国家非常防疫司令部の決定により、海外に滞在していたわが公民の帰国が承認された。帰国した人員は1週間、該当の隔離施設で徹底した医学的監視を受ける」との短い内容である。
29日付は、「海軍節」に際しての金正恩(キム・ジョンウン)総書記の動静報道を4ページにわたって掲載した。第3面には金正恩が海軍司令部で行った祝賀演説、第4面には慶祝宴会の様子が報じられた。5月17日付以来、105日ぶりに愛娘の帯同が公開され、今回は「愛するお嬢さま」と表現された。『労働新聞』では2月26日付を最後に「お嬢さま」への言及がなくなっており、活字上では半年ぶりの復活となった。……
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