
西暦79年、ベスビオ火山の噴火によって死亡した男性の頭蓋骨の中から見つかったガラスの破片。イタリアのヘルクラネウム遺跡にて発見された(C)Pier Paolo Petrone/REUTERS
[ロイター]驚きの発見だったと調査団はいう。後の分析で、黒曜石(ガラスの一種)のような破片は、噴火の熱で男性の脳がガラス化したものであることが判明した。
このような現象が確認されているのは、世界でこの一例のみだ。脳がガラス化したメカニズムは不明のままだったが、今回、学術誌『Scientific Reports』に掲載された新たな研究により、仕組みがようやく解明された。

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