若手女性議員が「下院ナンバー4」に就任――共和党は変われるか

執筆者:足立正彦 2012年11月20日
エリア: 北米

 大統領選挙と同時に実施された連邦下院議員選挙で共和党は過半数を上回る議席を獲得し、来月1月3日に招集される第113議会でも引き続き多数党の立場を維持することとなった(11月18日時点で共和党234議席、民主党195議席、未確定6議席。改選前は共和党240議席、民主党190議席、空席5議席)。だが、大統領選挙では、共和党大統領候補のミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事がバラク・オバマ大統領に敗北し、大統領選挙で表面化した共和党が抱える諸問題に現在焦点が当てられつつある。こうした中、大統領選挙・連邦議会選挙から8日後の今月14日、下院共和党指導部の要職の選挙が行なわれ、若手女性議員が下院共和党総会の議長に選ばれた。

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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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