松下幸之助「新党計画」二十年目に明かされる真実

執筆者:出井康博 2004年12月号
カテゴリ: 経済・ビジネス 金融

“経営の神様”は新党旗揚げを目前に世を去った。初めて明かされる内部資料をもとに、その全貌を描く。〈このたび私どもは、わが国が直面する容易ならざる危機的情況に鑑み、国内外に山積する諸問題を解決し、わが国に真の安定発展をもたらしうる政治の実現をはかるべく、新政党の結成を発意いたしました。以下にその発意に至る経偉の概略と新政党結成の趣旨を記し、心ある国民各位のご支持、ご参画を切望するものであります〉(原文ママ・以下同) 自民党の長期政権下にあった一九八五年(昭和六十年)、日本の政治をひっくり返そうと画策していた老人がいた。

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執筆者プロフィール
出井康博 1965年、岡山県生れ。ジャーナリスト。早稲田大学政治経済学部卒。英字紙『日経ウィークリー』記者、米国黒人問題専門のシンクタンク「政治経済研究ジョイント・センター」(ワシントンDC)を経てフリーに。著書に、本サイト連載を大幅加筆した『ルポ ニッポン絶望工場」(講談社+α新書)、『長寿大国の虚構 外国人介護士の現場を追う』(新潮社)、『松下政経塾とは何か』(新潮新書)など。最新刊は『移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線』(角川新書)
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