伊勢神宮の20年に1度の遷宮が間近に迫ってきた。日本一のパワースポットともてはやされ、人気はうなぎ登りだ。
しかし、伊勢神宮の裏側には、これまで語られることのなかった秘密が埋もれているし、大きな誤解がある。実際には、7世紀後半に整備された「新しい神社」であり、前回お話ししたように、「祭神・天照大神(あまてらすおおみかみ)は女神」という話も、真っ赤なウソだ。
これは個人的な意見だが、伊勢神宮は張りぼてで中身がないように思う。そして、もともと「実」がないからこそ、過度の演出が用意され、威厳に満ちた祭祀を日々繰り広げているのだろう。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン