国際人のための日本古代史
国際人のための日本古代史 (48)

「女性が主役」だった時代

執筆者:関裕二 2014年3月14日
タグ: 日本
エリア: アジア

 安倍政権が成長戦略の一環として、女性の活躍を推進している。いわゆる「ウーマノミクス」で、2020年までに指導的立場の女性を30%まで増やす目標を掲げた。そんな最中、本田技研で、初の女性役員登用が決まり、ニュースになった。この程度で話題に上るのだから、まだまだ女性の社会進出は、遅れているのだ。

 

「天皇の母のミウチが権力者」

 いっぽう、日本の歴史をふり返れば、女性の活躍が目立つ。歴史を動かした女性は、星の数ほどいる。和宮、日野富子、北条政子、光明子、県犬養(橘)三千代、斉明天皇、推古天皇、卑弥呼など、時代の節目節目に、きら星の如く女傑たちが出現した。その中でも古代史は特別で「女性が主役だった」といっても過言ではない。それにもかかわらず、男性が中心だったという歴史観が罷り通っているのは、いくつもの誤解が重なっているからだ。

カテゴリ: カルチャー
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執筆者プロフィール
関裕二 1959年千葉県生れ。仏教美術に魅せられ日本古代史を研究。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。著書に『聖徳太子は蘇我入鹿である』(ワニ文庫)、『藤原氏の正体』『蘇我氏の正体』『物部氏の正体』(以上、新潮文庫)、『伊勢神宮の暗号』(講談社)、『天皇名の暗号』(芸文社)、『「死の国」熊野と巡礼の道: 古代史謎解き紀行』 (新潮文庫)など多数。最新刊に『神武天皇 vs. 卑弥呼 ヤマト建国を推理する』(新潮新書)、『古代日本人と朝鮮半島』(PHP文庫)、『「始まりの国」淡路と「陰の王国」大阪: 古代史謎解き紀行』(新潮文庫)がある。
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