チャイナタウンに出かけたら、先ず中国語の書店を探すことにしている。店舗規模から住民の数を、店頭に並べられた本の内容や出版社の所在地から中国のみならず台湾や香港との関係の程度を、さらにはベストセラーの内容から住民の知的水準や意識傾向を類推してみる。次いで超級市場(スーパーマーケット)や便利店(コンビニ)を覗き、レジの横などに置かれた漢字のフリーペーパー、新聞、週刊誌などを手にする。それら活字媒体が伝える多種多様な情報から、それぞれのチャイナタウンの、その時々の世相を垣間見ることが出来るからだ。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン
