外交と経済を統合した「米中戦略・経済対話」の七月開催を正式に決め、「G2」に向けて緊密化を深める米中両国。 だが、サイバー空間では両国はまるで、交戦状態か、と思わせるほど緊迫している。 米国家情報長官(DNI)オフィスのジョエル・ブレナー国家防諜部長が今年四月三日テキサス大学オースチン校で行なった講演で中国からのサイバー攻撃の例を次々と明らかにした。 (1)中国側とビジネス交渉をしていた米大手企業が、最終的な譲歩案をハッカーに盗まれた。 (2)米国の情報セキュリティ専門家の個人携帯情報端末が北京で「無線標識」に侵入され、行動を逐一伝えられて、米国内のサーバーまで荒らされた。
- 24時間
- 1週間
- f
- 1 スペースX「スターリンク」がウクライナで証明した宇宙・サイバー・電子戦での実力
- 2 東急ハンズとその時代――「手の復権」からカインズによる買収まで
- 3 「2022年にも出生数80万人割れ」の衝撃――政府予測より20年前倒しの少子化をくい止めるには「異次元子育て支援」が必要だ
- 4 心筋梗塞は男性と女性で症状が違う? 注目される「性差医療」
- 5 「100歳まで働く」カギは「モザイク型就労」と「アイデンティティ」
-
6
制裁下で接近するロシア・イランの「ただならぬ関係」
- 7 元NHKアナ内多勝康「30年間のアナウンサー人生は、転職のための助走だった」 医療的ケア児との新しい人生
- 8 NS1供給削減、サハリン2大統領令――牙を剥くロシア「エネルギー武器化」戦略
-
9
仮想通貨下落が北朝鮮の“窃盗資産”を脅かす
-
10
キッシンジャーがダボスで語った新たなウクライナの「正統性」と欧州の「均衡」(上)