“ネットの勝ち組”楽天に死角はないか

執筆者:出井康博 2000年7月号

他のネット株の低迷を横目に、大手名門企業にも匹敵する株式の時価総額を維持する「楽天」――。第一関門をトップクラスで突破した同社だが、既存大手企業の追い上げも厳しくなるなど、難問も見え始めた。 ネット株バブルの崩壊が叫ばれるなかで、インターネット上の仮想商店街「楽天市場」を運営する楽天の株が人気を呼んでいる。四月十九日に店頭株式市場に公開以降、一時は公募価格の三三〇〇万円から二倍以上の七〇〇〇万円まで急上昇。五月の株式分割(一株を八株)を経た後も、株価は堅調に推移している(七月五日時点で、五〇三万円)。

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執筆者プロフィール
出井康博 1965年、岡山県生れ。ジャーナリスト。早稲田大学政治経済学部卒。英字紙『日経ウィークリー』記者、米国黒人問題専門のシンクタンク「政治経済研究ジョイント・センター」(ワシントンDC)を経てフリーに。著書に、本サイト連載を大幅加筆した『ルポ ニッポン絶望工場」(講談社+α新書)、『長寿大国の虚構 外国人介護士の現場を追う』(新潮社)、『松下政経塾とは何か』(新潮新書)など。最新刊は『移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線』(角川新書)
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