朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のナンバー2、金永南・最高人民会議常任委員長ら北朝鮮代表団が九月五日、国連ミレニアム総会出席のためドイツ・フランクフルト空港で、米アメリカン航空のニューヨーク行きに搭乗しようとした時に騒ぎは起きた。アメリカン航空の職員が「北朝鮮はテロ支援国家に指定されている」と、手荷物検査とボディーチェック、さらに靴と上着を脱ぐよう要求したのである。 代表団はこれを拒否し、国連総会出席を取り止めた。フランクフルト空港で記者会見した代表団は「米航空職員は我々を犯罪者のようにとり扱った」「米国側の不正な妨害工作によって国連総会を欠席し、帰国することを余儀なくされた」と米政府を非難した。

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