北朝鮮とロシアが、ロシアの最新鋭ミサイル、戦闘機の北朝鮮国内での現地生産に合意する可能性が強まり、関係当局が情報の分析を急いでいる。 在京軍事筋によると、北朝鮮で現地生産されると見られるのは、ロシアの迎撃ミサイルS-300とミグ29戦闘機で、検討は最終段階に入っているという。 S-300の性能は、米国のパトリオット迎撃ミサイルに勝るともいわれており、同ミサイルをまだ保有していない北朝鮮にとっては、現地生産のメリットは極めて大きい。 一方、最新のミグ29戦闘機は、韓国の主力戦闘機F16に対抗するためのもので、北朝鮮はすでに数十機を保有しているとされるが、現地生産が始まれば米韓両軍にとって、さらなる脅威となるのは必至だ。

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