鉄腕アトム 手塚治虫『ぼくはマンガ家』

執筆者:船橋洋一 2002年2月号

 二〇〇〇年の大晦日に放送された紅白歌合戦では本田技研工業の二足歩行ロボット、アシモが人気アイドルグループ、SMAPと共演した。ソニーも家庭用小型ペットロボットAIBOをその前の年から発売、これが大ヒットした。日本は戦後、何回ものロボットブームを経験したが、いままたロボットブームのただ中にあるようだ。 アシモは宇宙飛行士のような装いで歩く。アイボは“飼い主”の指示に対して首を傾げるように受け答えする。彼らは人間に刃向かう異形ではなく人間のパートナーとしての同類、そう、AIBO=相棒としてのイメージを投影されつつある。ソニーでは彼らを一体、二体と数える。一匹、一台、一個ではない。

カテゴリ: カルチャー
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執筆者プロフィール
船橋洋一 アジア・パシフィック・イニシアティブ理事長。1944年北京生まれ。東京大学教養学部卒。1968年、朝日新聞社入社。朝日新聞社北京特派員、ワシントン特派員、アメリカ総局長、コラムニストを経て、2007年から2010年12月まで朝日新聞社主筆。米ハーバード大学ニーメンフェロー(1975-76年)、米国際経済研究所客員研究員(1987年)、慶應義塾大学法学博士号取得(1992年)、米コロンビア大学ドナルド・キーン・フェロー(2003年)、米ブルッキングズ研究所特別招聘スカラー(2005-06年)。2013年まで国際危機グループ(ICG)執行理事を務め、現在は、英国際問題戦略研究所(IISS)Advisory Council、三極委員会(Trilateral Commission)のメンバーである。2011年9月に日本再建イニシアティブを設立し、2016年、世界の最も優れたアジア報道に対して与えられる米スタンフォード大アジア太平洋研究所(APARC)のショレンスタイン・ジャーナリズム賞を日本人として初めて受賞。近著に『フクシマ戦記 10年後の「カウントダウン・メルトダウン」』(文藝春秋)、『自由主義の危機: 国際秩序と日本』(共著/東洋経済新報社)、『地経学とは何か』(文春新書)、『カウントダウン・メルトダウン』(第44回大宅賞受賞作/文春文庫)など著書多数。
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