ネット上で個人が交信した通信情報を「プリズム」という対テロ秘密工作でごっそり収集していた米国家安全保障局(NSA)。
その事実を示す米政府のトップシークレットの情報を米ワシントン・ポスト紙と英ガーディアン紙に渡したのは、米中央情報局(CIA)の元コンピューター技術者エドワード・スノーデン氏(29)だった。
実はこのニュース、全くのサプライズではなかった。インターネット電話スカイプや通信大手ベライゾンなどがプリズムに協力していることが先に伝えられていた。ただ、スノーデン氏が大量の機密文書を持ち出した結果、プリズム工作の全体像が掴めたことがニュースだったのである。

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