すんなりとは終わらないのがフランス大統領選。サルコジ、ロワイヤルの一騎討ちになるとは、まだ決まっていない。[パリ発]フランス国内ではそれほど話題にならなかったが、中堅調査機関BVAが三月一日に発表した携帯電話ニュース用の世論調査結果は、かなり衝撃的な内容を含んでいた。「大統領選の支持傾向」と題する調査で、そのうち四月二十二日に実施される第一回投票の予想はごく順当だった。与党「民衆運動連合(UMP)」公認のニコラ・サルコジ内相が三一%とトップを走り、社会党公認のセゴレーヌ・ロワイヤル元環境相がやや支持を落として二五%と続く。中道「仏民主連合(UDF)」議長のフランソワ・バイルー元国民教育相は一七%で三位に入った。

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