
体調不良から支持率にも陰りが……(C)EPA=時事
2016年米国大統領選挙では、民主党大統領候補のヒラリー・クリントン前国務長官、共和党大統領候補のドナルド・トランプ氏、両候補に共通している特徴が度々指摘されている。それは、両候補ともに有権者の間での「好感度」が過去の大統領候補と比較した場合、極めて低い点である。
稀有な現象
米世論調査大手のギャラップ社が9月5日から12日までの8日間に全米の有権者を対象に実施した最新世論調査では、クリントン氏について、「好感が持てる(favorable)」と回答した有権者は38%にしか達していないことが判明した。対照的に、「好感がもてない(unfavorable)」との回答は57%に達しており、実に19ポイントも大幅に上回っているのだ。

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