「新政権牽制」で存在感増す共和党重鎮「マケイン上院議員」

執筆者:足立正彦 2017年2月28日
エリア: 北米
”重鎮”の指摘は重く鋭い(C)AFP=時事

 

 ドナルド・トランプ大統領が就任して5週間以上が経過した。トランプ大統領のメディア批判は止まる所を知らず、むしろ、時間が経過すればするほどその激しさは一層強まるばかりである。就任直前の1月11日、ニューヨーク・マンハッタンのトランプタワーで当選から2カ月以上が経過して初めて行った記者会見では、ロシアとの関係について批判的報道を続けているとして『CNN』の記者からの質問を一切受け付けず、『CNN』を「偽のニュースを報道するメディア(fake news media)」と激しく批判していたことはまだ記憶に鮮明である。

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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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