
疑惑にどこまで迫れるか、全米ばかりか世界が注視している(モラー特別検察官)(C)EPA=時事
【ワシントン発】ドナルド・トランプ大統領によるジェイムズ・コミー連邦捜査局(FBI)長官更迭を受け、今年5月に2016年米国大統領選挙へのロシア政府による干渉疑惑と、トランプ陣営のロシア政府との共謀の有無に関する「ロシアゲート疑惑」の捜査に当たる特別検察官に、ロバート・モラー元FBI長官が任命されてから半年以上が経過した。11月初旬のトランプ大統領のアジア5カ国歴訪や、第115議会における優先法案である税制改正法案の審議にメディアによる大きな焦点が当てられてきたが、ここ1カ月半の間に捜査は大きな進展を見せており、「ロシアゲート疑惑」の核心へと迫りつつある。

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