2018年原油価格:6月「閣僚会合」の「出口戦略」に注目せよ

「フォーサイト」における原油価格見通しも4年目になった。過去3年分を読み返してみたが、大筋では読み違えてはいないようで、一安心している。

WTI価格=原油価格の指標の1つ、過去3年間の推移

 この原稿を書いている2017年末は、「過剰在庫を含めたリバランス」が「視野に入ってきた」が、もう少し時間がかかるだろう、という段階にある。

 では、2018年の原油価格はどのような展開を見せるのだろうか。

OPEC予測は「過剰在庫解消」

 原油価格を決める究極の要因は需給バランスで、その需給バランスがどのように変化していくと市場参加者が見るか、が重要であると筆者は判断している。では、2018年の需給バランスはどのように推移するのだろうか。また、需給バランスに影響を与える要因として注目すべき点にはどのようなものがあるだろうか。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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