
(C)AFP=時事
1923年のドイツ。各党の広い支持を得たグスタフ・シュトレーゼマンが8月に首相となり、ルール地方占領への抵抗を中止し、生産を開始した。
そして、インフレ終息をめざす。銀行家ヒャルマル・シャハトが呼び寄せられ、その役目を負った。ルドルフ・フォン・ハーフェンシュタインがライヒスバンク総裁辞任を拒否していたので、シャハトはライヒ通貨委員に任命された。この2人は近くのオフィスで仕事をしたが、口をきくことはなかった。
新しい発券銀行として「ドイツ・レンテンバンク」(Deutsche Rentenbank)が設けられた。レンテンとは、地代、利子の意味である。

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