岩瀬昇のエネルギー通信 (28)

ムハンマド皇太子が強行するサウジ「社会・経済改革」は成就するのか

追いやられたムハンマド・ビン・ナーイフ前皇太子(右)に話し掛けるムハンマド・ビン・サルマーン現皇太子(C)AFP=時事

 

 韓国芸術団が平壌を訪問し、北朝鮮の人々の前で公演を行った。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長も公演会場に姿を現し、女性アイドルグループなどK-Popを楽しんだ。公演終了後、芸術団のメンバーたちと握手をする金委員長の姿も日本のテレビニュースで紹介されていた。

 だが、これらの映像は対外的なもので、北朝鮮国内では「音声」はそのままには流されておらず、「資本主義の音楽は堕落している」という姿勢を貫いているのだそうだ。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇(いわせのぼる) 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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