金正恩「核・ミサイル中止宣言」の衝撃(上)「並進路線」から「経済集中路線」へ

執筆者:平井久志 2018年4月23日
エリア: 北米 アジア
4月20日、平壌で開催された朝鮮労働党中央委員会第7期第4回総会に出席する金正恩党委員長(中央奥)[KCNA VIA KNS](C)AFP=時事

 

「今日われわれの前には多くの隘路と難関が横たわっているが、党に忠実な核心であり党政策貫徹の前衛闘士である数十万の細胞委員長と数百万の党員がいるからこそ、党中央は肝が据わっている」「われわれがこれまで行ったことは始まりにすぎず、党中央は人民のための多くの新たな事業を構想している」「同志らを信じて社会主義強国建設のための大胆でスケールの大きい作戦をさらに果敢に展開していくであろう」――。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
平井久志(ひらいひさし) ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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