岩瀬昇のエネルギー通信
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ベネズエラ「5月20日大統領選」でトランプ政権「石油禁輸」か
年初に油価が上昇し始めていた頃、筆者は「本格的上昇の前に、春までに一度下落する」と判断していた。需給バランスが回復(リバランス)するのは2018年後半になってからで、当座の価格上昇は投機筋が勝負をしているだけ、歴史的とも言われる水準にまで買い持ち(ロングポジション)を膨らませているファンド筋は、春が来る前に一度ポジションを解消し利食いをする、と読んでいたのだ。
ただし、ベネズエラなどの不測の地政学リスクが爆発しない限り、との条件を付けていた。
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