「地銀経営報告書」への怨嗟の声に「金融庁新長官」はどう応えるか

執筆者:鷲尾香一 2018年7月17日
エリア: 日本
 

 多くの地方銀行(地銀)関係者の間で“怨嗟の声”が渦巻いている。

「金融庁自らが信用不安を引き起こすような内容の報告書を公表するとは言語道断」(東北地方の地銀幹部)、「地銀の経営統合を進めるために、意図して経営危機の可能性を煽っているとしか思えない」(北陸地方の地銀幹部)と批判の声が相次ぐ。

3色に塗り分けられた日本地図

 問題の報告書とは、金融庁が4月11日に発表した、金融仲介の改善に向けた検討会議による「地域金融の課題と競争のあり方」と題する報告書。この中で金融庁は、都道府県を青、白、赤の3色で色分けした「各都道府県における地域銀行の本業での競争可能性」という日本地図(記事冒頭)を掲載している。

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執筆者プロフィール
鷲尾香一 金融ジャーナリスト。本名は鈴木透。元ロイター通信編集委員。外国為替、債券、短期金融、株式の各市場を担当後、財務省、経済産業省、国土交通省、金融庁、検察庁、日本銀行、東京証券取引所などを担当。マクロ経済政策から企業ニュース、政治問題から社会問題まで様々な分野で取材・執筆活動を行っている。
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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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