
サウジの巨大な原油タンカー(C)EPA=時事
サウジアラビア(以下サウジ)の実質的指導者であるムハンマド・ビン・サルマーン(MBS)現皇太子が表舞台に登場したのは2015年3月、父君サルマーン国王の即位に伴い就任した後任国防大臣として派手に空爆を開始し、イエメン内戦に介入したときだ。翌4月には副皇太子となり、昨年7月に皇太子となったが、国防大臣は兼務したままだ。
MBSの意図が奈辺にあったのかは不明だが、介入からほぼ3年半、イエメン内戦は泥沼化するばかりで、解決への道筋はまったく見えていない。

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