岩瀬昇のエネルギー通信 (102)

カタール脱退「OPEC総会」開催!「協調減産」具体量は明示されるか

G20ではハイタッチを交わすほど親密なこの2人の決断がポイントになるか(C)AFP=時事

 

 カタールが年明け1月1日付で「脱退」を通知したOPEC(石油輸出国機構)の定例総会が近づいてきた(12月6、7日、ウィーンにて開催)。

『フィナンシャル・タイムズ』(FT)が「注目すべき5点」なる記事を掲載していたので、取り急ぎ紹介しておこう。

「FT」が挙げているのは、「1.コンセンサス」「2.2014年の記憶」「3.サウジの難題」「4.ロシアを味方に」「5.減産の拡張」の5点である。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇(いわせのぼる) 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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