金正恩「ソウル訪問」第2回「米朝首脳会談」ありや否や(2)

執筆者:平井久志 2018年12月17日
エリア: 北米 朝鮮半島
11月16日、「先端戦術兵器」の試験を指導した金正恩党委員長(中央)。しかしそれがどんな兵器なのか、詳細は不明だ [KCNA VIA KNS] (C)AFP=時事

 

 米朝交渉が停滞する中で、韓国と北朝鮮は文在寅(ムン・ジェイン)大統領が訪朝して金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と合意した「9月平壌共同宣言」の内容を着々と履行していった。

進む「軍事的緊張緩和」

 韓国の趙明均(チョ・ミョンギュン)統一相ら政府関係者に民間を合わせて約160人の官民代表団が、10月4日から6日にかけて訪朝した。これは2007年の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と金正日(キム・ジョンイル)総書記の「10.4共同宣言」11周年を記念したものだった。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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