金正恩「ソウル訪問」第2回「米朝首脳会談」ありや否や(4)

執筆者:平井久志 2018年12月18日
北朝鮮の李容浩外相(左)は伝統的友好国への外遊で、第2回米中首脳会談の候補地の1つとされるベトナムを訪問(右はベトナムのファム・ビン・ミン外相)(C)AFP=時事

 

 米朝交渉は、11月8日のマイク・ポンペオ米国務長官と金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党統一戦線部長の会談が延期されて以来、膠着状態に陥り、悲観的な見通しも出ていたが、ドナルド・トランプ米大統領の「1月か2月に会談」発言で、再び関係国の活発な外交交渉が始まった。

板門店で米朝が協議

 韓国『聯合ニュース』は12月4日、米中央情報局(CIA)コリアミッションセンターのアンドリュー・キム・センター長が、同3日に板門店で北朝鮮側関係者3、4人と協議を行ったと報じた。さらに、北朝鮮側出席者には金聖恵(キム・ソンヘ)党統一戦線部統一戦線策略室長らが含まれている可能性が高い、とした。アンドリュー・キム氏は北朝鮮側と約2時間協議し、同4日に米国へ向かったという。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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