過去との「呼応」で描き出す「難民の現実」

映画『未来を乗り換えた男』監督インタビュー

マルセイユで、別人に「乗り換える」ことになってしまったゲオルク(右)。出会ったマリー(左)は、その別人の妻だった (C)Schramm Film

 

 地中海に面したフランス最大の港湾都市・マルセイユ。この街は、ファシストの猛威に追われて国外へ脱出しようとする人々であふれていた。激しく動きつつある歴史に翻弄される、男と女。その運命の行きつく先をスリリングに描き出した独仏合作映画『未来を乗り換えた男』(原題『TRANSIT』)が、1月12日から公開される(ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館をはじめ全国順次公開)。

カテゴリ: 社会 政治 カルチャー
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