トランプ政権「閣僚・重要ポスト人名録」 (32)

ウイリアム・バー司法長官

執筆者:足立正彦 2019年2月20日
エリア: 北米 ヨーロッパ
 

43. ウィリアム・バー司法長官(68

 ドナルド・トランプ大統領はジェフ・セッションズ司法長官を2018年中間選挙投票日の翌日(11月7日)に事実上更迭したが、12月7日には、次期司法長官にウィリアム・バー氏を指名していた。その後、上院司法委員会での指名承認公聴会を経て、米議会上院は2月14日に本会議場で指名承認採決を行い、賛成54票、反対45票の賛成多数で同指名が正式承認され、同日、司法長官に就任した。

 セッションズ氏の辞任後、司法長官首席補佐官であったマシュー・ウィテカー氏が司法長官代行に就任して司法長官職を担っていたが、ロバート・モラー特別検察官の「ロシアゲート疑惑」の捜査のあり方に過去に批判的発言をしていたため、ウィテカー氏に対して野党・民主党が猛反発していた経緯がある。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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