「ベネズエラ危機」で再編が加速する「南米勢力図」の展望

執筆者:遅野井茂雄 2019年3月28日
カテゴリ: 国際 政治 社会
エリア: 中南米
「PROSUR」の宣言に署名した首脳たち(C)AFP=時事

 

 3月22日、チリのサンチアゴで南米諸国首脳が「進歩のための南米フォーラム」(PROSUR)の結成を宣言し、事実上、南米諸国連合 (UNASUR)に代わる新たな地域統合体が立ち上がることになった。

 右派政権のチリのセバスティアン・ピニェラ大統領とコロンビアのイバン・ドゥケ大統領のイニシアティブによるもので、署名した7カ国はリマグループと同様、ベネズエラのフアン・グアイド暫定大統領を承認し、ニコラス・マドゥロ「独裁政権」の退陣と選挙の再実施を迫る。

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執筆者プロフィール
遅野井茂雄 筑波大学名誉教授。1952年松本市生れ。東京外国語大学卒。筑波大学大学院修士課程修了後、アジア経済研究所入所。ペルー問題研究所客員研究員、在ペルー日本国大使館1等書記官、アジア経済研究所主任調査研究員、南山大学教授を経て、2003年より筑波大学大学院教授、人文社会系長、2018年4月より現職。専門はラテンアメリカ政治・国際関係。主著に『試練のフジモリ大統領―現代ペルー危機をどう捉えるか』(日本放送出版協会、共著)、『現代ペルーとフジモリ政権 (アジアを見る眼)』(アジア経済研究所)、『ラテンアメリカ世界を生きる』(新評論、共著)、『21世紀ラテンアメリカの左派政権:虚像と実像』(アジア経済研究所、編著)、『現代アンデス諸国の政治変動』(明石書店、共著)など。
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