金正恩「新体制」と「対米交渉」の行方(6)

執筆者:平井久志 2019年5月2日
エリア: アジア
金正恩党委員長を中心とした、国務委員会のメンバー。前列左端に崔善姫第1外務次官も(『労働新聞』HPより)

 

 朴奉珠(パク・ポンジュ)首相に代わって新首相に選出された金才龍(キム・ジェリョン)氏は、経歴すら詳しくは分からない、中央政界ではほぼ実績のない人物である。

「自力更生」本拠地の金才龍氏が首相に

 分かっている経歴は2010年8月に平安北道党書記(現在の党副委員長)、2015年2月に慈江道の党責任書記(現在の党委員長)に就任したというぐらいだ。今回の最高人民会議14期で初めて代議員に選出された。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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