
支持率低迷ながらも再選目指す蔡英文総統に挑む頼清徳氏(右)。間もなく来日する(C)時事
来年1月に控えた台湾の総統選が、いま大混戦になっている。
既存の二大政党である与党「民進党」、野党「国民党」とも予想外の候補者が現れるなどして選出方法をめぐって党内抗争が激化し、調整がつかない迷走状態に陥っており、通常であれば4月か遅くとも5月には固まっている総統選の構図は、明らかになるのが6月以降にずれ込みそうな勢いだ。
現状としては、昨年の統一地方選で圧勝した国民党が優勢を維持しており、民進党が劣勢にあるが、国民党にも決定的な強さがあるわけではない。

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