与野党とも候補固まらず「大混戦」で迷走「台湾総統選」

執筆者:野嶋剛 2019年5月8日
エリア: 中国・台湾 日本
支持率低迷ながらも再選目指す蔡英文総統に挑む頼清徳氏(右)。間もなく来日する(C)時事

 

 来年1月に控えた台湾の総統選が、いま大混戦になっている。

 既存の二大政党である与党「民進党」、野党「国民党」とも予想外の候補者が現れるなどして選出方法をめぐって党内抗争が激化し、調整がつかない迷走状態に陥っており、通常であれば4月か遅くとも5月には固まっている総統選の構図は、明らかになるのが6月以降にずれ込みそうな勢いだ。

 現状としては、昨年の統一地方選で圧勝した国民党が優勢を維持しており、民進党が劣勢にあるが、国民党にも決定的な強さがあるわけではない。

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執筆者プロフィール
野嶋剛 1968年生れ。ジャーナリスト。上智大学新聞学科卒。大学在学中に香港中文大学に留学。92年朝日新聞社入社後、佐賀支局、中国・アモイ大学留学、西部社会部を経て、シンガポール支局長や台北支局長として中国や台湾、アジア関連の報道に携わる。2016年4月からフリーに。著書に「イラク戦争従軍記」(朝日新聞社)、「ふたつの故宮博物院」(新潮選書)、「謎の名画・清明上河図」(勉誠出版)、「銀輪の巨人ジャイアント」(東洋経済新報社)、「ラスト・バタリオン 蒋介石と日本軍人たち」(講談社)、「認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾」(明石書店)、「台湾とは何か」(ちくま新書)。訳書に「チャイニーズ・ライフ」(明石書店)。最新刊は「タイワニーズ 故郷喪失者の物語」(小学館)。公式HPは https://nojimatsuyoshi.com
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