自治権剥奪「カシミール」住民「怒りの肉声」

執筆者:山田敏弘 2019年8月15日
カテゴリ: 国際 政治 文化・歴史
インド政府の「自治権剥奪」表明に抗議をするパキスタン側の住民=8月5日(C)時事

 

 インド政府は8月5日、インドとパキスタンが領有権を争うジャム・カシミール州の自治権を剥奪すると発表。翌6日、同州の自治権を認めた憲法370条の撤廃案が議会で成立した。

 このニュースの衝撃は一気に世界を駆けめぐった。筆者は『ロイター通信』に勤務していた時代からカシミール地方の紛争を追っており、何度も現地を取材に訪れている。特に夏の間の州都スリナガルには、一般の市民だけでなく、メディア関係者にも大勢の知り合いがいて、日常的にやり取りをしている。筆者は以前、『モンスター』(中央公論新社)というテロリストを追った本を出版しているが、そこにはスリナガルでの取材の様子を詳細に記載している。ちなみに冬季になると同州の州都は雪の多いスリナガルではなく、南に位置するジャムになる。

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執筆者プロフィール
山田敏弘 ジャーナリスト、ノンフィクション作家、翻訳家。講談社、ロイター通信社、ニューズウィーク日本版などを経て、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のフルブライト研究員として国際情勢やサイバー安全保障の研究・取材活動に従事。帰国後の2016年からフリーとして、国際情勢全般、サイバー安全保障、テロリズム、米政治・外交・カルチャーなどについて取材し、連載など多数。テレビやラジオでも解説を行う。訳書に『黒いワールドカップ』(講談社)など、著書に『モンスター 暗躍する次のアルカイダ』(中央公論新社)、『ハリウッド検視ファイル トーマス野口の遺言』(新潮社)、『ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する』(文芸春秋)など多数ある。
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