
根本匠厚労相は「年金は100年持続可能」と胸を張るが (C)時事
数年来言われ続けてきた「年金制度崩壊」の危機がいよいよ明らかになった。
厚生労働省自身による「財政」の検証を検証してみると見えてきたのは、将来にわたっての年金受給額の減少、年金受給年齢の高齢化はおろか、最悪の場合には、国民年金では積立金が枯渇し、所得代替率は30%台半ばまで低下するという姿だ。
意図的に遅らせた?
厚生労働省は8月27日、2019年財政検証の結果を発表した。多くのメディアは、根本匠厚労相の、

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