厚労省「財政検証」で分かる「年金制度100年持続」のウソ

執筆者:鷲尾香一 2019年9月6日
根本匠厚労相は「年金は100年持続可能」と胸を張るが (C)時事
 

 数年来言われ続けてきた「年金制度崩壊」の危機がいよいよ明らかになった。

 厚生労働省自身による「財政」の検証を検証してみると見えてきたのは、将来にわたっての年金受給額の減少、年金受給年齢の高齢化はおろか、最悪の場合には、国民年金では積立金が枯渇し、所得代替率は30%台半ばまで低下するという姿だ。

意図的に遅らせた?

 厚生労働省は8月27日、2019年財政検証の結果を発表した。多くのメディアは、根本匠厚労相の、

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執筆者プロフィール
鷲尾香一 金融ジャーナリスト。本名は鈴木透。元ロイター通信編集委員。外国為替、債券、短期金融、株式の各市場を担当後、財務省、経済産業省、国土交通省、金融庁、検察庁、日本銀行、東京証券取引所などを担当。マクロ経済政策から企業ニュース、政治問題から社会問題まで様々な分野で取材・執筆活動を行っている。
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