灼熱――評伝「藤原あき」の生涯(70)

執筆者:佐野美和 2019年9月23日
タグ: イタリア 日本
エリア: アジア
まだ戦争前、家族そろって洋行から帰国した頃(下関市「藤原義江記念館」提供)
 

「僕は、自分の方から女性を口説いたことはないのです」

 と胸を張って言う義江に男女の仲だった歌劇団の女性歌手が11人もいるとは驚きだ。

 更に「僕から女性にサヨナラを言ったことはない」とも言うのだから、数は増えていくばかりである。

 女性歌手たちが義江を男性として好きなのか?

 それとも歌劇団のトップである義江の立場が好きなのか?

 などと言うのは愚問である。

カテゴリ: 社会 カルチャー
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執筆者プロフィール
佐野美和(さのみわ) 政治キャスター。東京都八王子市出身。株式会社チェリーブロッサムインターナショナル代表取締役。大学在学中、フジテレビの深夜番組として知られる『オールナイトフジ』のレギュラーメンバー「オールナイターズ」の一員として活躍した。1992年度ミス日本に選ばれる。TBSラジオのパーソナリティ、TBSラジオショッピングの放送作家を経て、1995年から2001年まで八王子市議会議員として活動。以後はタレントとしてテレビ出演のほか、講演会も精力的に行う。政治キャスターとしてこれまで600人以上の国会議員にインタビューしている。主な書籍に『アタシ出るんです!』(KSS出版)、『あきれたふざけた地方議員にダマされない!』(牧野出版)などがある。
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