『水道崩壊』世界の「いま」日本の「これから」(4)アメリカの現状

執筆者:加藤崇 2019年12月7日
エリア: 北米
「EPA」のデータからはアメリカの歴史、アメリカ人の気質、考え方などいろいろ見えてくる
 

 アメリカに移住してしばらく経つと、多くの外国人から日本に対する評価を聞く機会に恵まれる。中でも、

「日本がいま一番訪れてみたい国だよ」

「日本の街にはゴミひとつ落ちていない」

 という発言をよく聞く。僕自身、日本(ほぼ東京だが)に長いこと住んでいたが、自分の国をそういう目線で見ることがなかった。

 こうした日本の都市インフラに対する(相対的に)高い評価を、外国人から指摘されて初めて実感している。

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執筆者プロフィール
加藤崇(かとうたかし) 早稲田大学理工学部(応用物理学科)卒業。元スタンフォード大学客員研究員。東京三菱銀行を経て、ヒト型ロボットベンチャー「SCHAFT」の共同創業者(兼取締役CFO)。2013年、同社を米国Google本社に売却し、世界の注目を集めた。2015年、人工知能により水道配管の更新投資を最適化するソフトウェア開発会社「Fracta」を米国シリコンバレーで創業し、CEOに就任。著書に『未来を切り拓くための5ステップ』(新潮社:2014年)、『無敵の仕事術』(文春新書:2016年)、『クレイジーで行こう!』(日経BP:2019年)がある。2019年2月には『日経ビジネス』「世界を動かす日本人50」に、2019年4月には、『Newsweek日本版』「世界で尊敬される日本人100」に選出された。カリフォルニア州メンローパーク在住。
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