(4)北の「強硬姿勢」で手ぶらの「ビーガン」

執筆者:平井久志 2019年12月29日
エリア: アジア 北米
ビーガン特別代表は韓国、日本、中国を歴訪中、北朝鮮の応答を待ったのだが……(C)時事

 

 北朝鮮は今年5月4日から11月28日まで13回にわたり、計25発のミサイルや放射砲を発射してきた。これらは朝鮮労働党機関紙『労働新聞』の1面などで大々的に報道されてきたのだが、今回の「非常に重要な実験」は『朝鮮中央通信』では報じられたものの、国内向けメディアでは報じられなかった。その実験内容についても説明を控えた。

戦略的曖昧性

 またこれまでは、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が現場で指導したが、今回は現地には出向かず、報告を受けるというスタイルだった。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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