
どちらが「待つ」立場なのか (C)EPA=時事
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、今年4月の最高人民会議で行った施政演説で、米国に「新たな計算法」を求めながら「いかにせよ、今年末までは忍耐心を持って米国の勇断を待つであろう」と述べた。そして今、金党委員長が期限を切った「年末」を迎えた。
党中央委第7期第5回総会を開催
朝鮮労働機関紙『労働新聞』は12月29日、朝鮮労働党中央委員会第7期第5回総会が同28日に招集されたと報じた。同紙はこの日の会議を「第1日会議」としており、中央委総会は29日も続いているとみられ、同総会で行われた金党委員長の報告内容や、党中央委総会の具体的な決定などについては報じていない。党中央委総会の決定は30日以降に発表されるとみられる。

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