生産開始「ノルウェー」巨大油田「新設備」は温暖化対策に有効か

執筆者:岩瀬昇 2020年1月6日
エリア: ヨーロッパ
北海上の「ヨハン・スヴェルダップ」油田設備の外観(当該『FT』記事中の動画より)
 

「よくもそんなことを」発言で有名になった環境少女グレタ・トゥンベリさんの祖国スウェーデンに隣接するノルウェーも、環境問題に真剣に取り組んでいる国だ。両国とも1次エネルギーに占める非化石燃料の比率が約3分の2を占めている。だが、その主力が水力であり、原子力であることはあまり知られていない。

 1次エネルギーの構成比率を日本と比べると興味深い。

 

 この3国の中ではノルウェーだけが産油国で、1人当たりのGDP(国内総生産)は圧倒的に大きい。「IMF」(国際通貨基金)のデータによると、日本3万8550ドル、スウェーデン5万3873ドルに対し、7万5389ドルとなっている。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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