「手取りは減額」となる年金改革「複雑さ」のカラクリ

執筆者:鷲尾香一 2020年2月18日
カテゴリ: 政治
エリア: アジア
ただでさえ複雑な年金制度なのに、今国会でさらに“改悪”されてしまうのか…… (日本年金機構HP)

 

 1月20日に召集された2020年の通常国会で、年金制度改正が実施される。

 主な柱は、在職老齢年金の見直し、75歳までの繰り下げ受給の拡大など、いかにも年金受給者にメリットがありそうだ。

 しかし、2019年12月16日の拙稿『「年金制度改正」で加速する安倍政権「高齢者いじめ」』で問題点を明らかにしたように、実は “大きな落とし穴”が潜んでいる。

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執筆者プロフィール
鷲尾香一(わしおこういち) 金融ジャーナリスト。本名は鈴木透。元ロイター通信編集委員。外国為替、債券、短期金融、株式の各市場を担当後、財務省、経済産業省、国土交通省、金融庁、検察庁、日本銀行、東京証券取引所などを担当。マクロ経済政策から企業ニュース、政治問題から社会問題まで様々な分野で取材・執筆活動を行っている。
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