「北極海航路」中露「積極進出」で日本の安全保障政策とは

執筆者:林吉永 2020年2月28日
エリア: アジア ヨーロッパ
2012年、中国の砕氷船雪龍号が通った北極圏航路。青島から北極海を抜けてアイスランドにむかった(『北極ポータル』HPより)

 

 2013年11月、日露初の2プラス2(外務・防衛閣僚協議)が開催され、安全保障上の意識共有が図られた。

 協議については、公表内容から推測するしかないが、日露が安全保障上の姿勢を相互に牽制したほか、「北朝鮮の核兵器開発」が議題になったようだ。

 さらに前年の2012年7月から9月にかけ、中国の砕氷船雪龍号(2万1250トン)が、往路はロシアの排他的経済水域、復路は北極点付近経由でアイスランド訪問と北極海調査の航海を行ったことを取り上げ、「中国の北極海進出に対する警戒」について話し合ったとされた。

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執筆者プロフィール
林吉永 はやし・よしなが NPO国際地政学研究所理事、軍事史学者。1942年神奈川県生れ。65年防衛大卒、米国空軍大学留学、航空幕僚監部総務課長などを経て、航空自衛隊北部航空警戒管制団司令、第7航空団司令、幹部候補生学校長を歴任、退官後2007年まで防衛研究所戦史部長。日本戦略研究フォーラム常務理事を経て、2011年9月国際地政学研究所を発起設立。政府調査業務の執筆編集、シンポジウムの企画運営、海外研究所との協同セミナーの企画運営などを行っている。
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